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理事長通信 秋号



理事長 ミルズしげ子


 向寒の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、第39回日本手術看護学会年次大会は、2025年9月20日(土)·21日(日)に仙台国際センター·東北大学百周年記念会館にてハイブリッド形式で開催しました。今学会のテーマは、「周術期看護の本質と発展 -あるべき姿を見つめ患者に寄り添う看護-」でした。周術期看護における看護師として、患者に寄り添う看護とはどういうことか?改めて考え直す機会になったと思います。現地には約3500名の方に御参加いただき大変感謝しております。どの会場も盛会で、多くの先生方から活気のある学会であったとのお声を頂いております。これも一重に学会員皆様のおかげと深く感謝申し上げます。
 今回の年次大会では、これまで様々に取り組んできた活動内容などを発表する機会を頂きました。その一つにジャパンハートとの連携プロジェクトがあります。これまでカンボジアのジャパンハートの病院の手術室看護師さんたちにWeb会議システムを用いたオンライン学習を開催しております。周術期看護として何をすべきか、術前、術中、術後を通した看護の必要性などの学習会を行っております。最初は術前訪問に出られないなどの意見がありましたが、少しずつ変化が見られるようです。その他、安全管理委員会のJONA版手術安全チェックリストなど取り組み活動報告、広報委員会での幼稚園児への手術室看護師の活動紹介など様々な取り組みの報告をさせていただきました。様々な皆様からご意見を大切に、今後も活動を進めていきたいと思います。
 また、10月3日「手術看護の日」に寄せて、今年度もエッセイを募集いたしました。皆様ご応募をいただきありがとうございました。一般の皆様からのエッセイからは、手術を受けることへの大変な思いがあることを改めて考えさせられました。また、看護師の部のエッセイでは皆様が日々取り組む看護の様子が理解できる内容でありこころ温まる作品でした。日本手術看護学会のキャラクターは、「希望(のぞみ)ちゃんと心(こころ)くん」です。改めてその原点になる命名の理由「患者さんは希望を胸に手術にのぞみ、そして私達は、患者さんに安心した看護を、心を込めて提供する必要がある」に触れることができたと思います。ホームページには、受賞作品も掲載しておりますので、多くの皆様にご一読いただき、手術を受ける患者さん、ご家族の思いに触れ、周術期看護を見つめ直す一助となることを願っております。

 来年度の年次大会は記念すべき第40回になります。テーマは「周術期看護の継承とシンカ-つなぐ技とこころで患者に寄り添う-」です。「シンカ」には、「進化」「深化」「真価」「新価」の4つの意味が込められています。ここまで日本手術看護学会がどのように歩んできたのか、改めて振り返りながらさらなる「シンカ」になるよう準備を進めてまいりたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


 2025年11月



今までの理事長通信







日本手術看護学会事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目26-1
本郷宮田ビル5階
TEL:03-3813-0485 FAX:03-3813-0539
E-mail:kaiin-1@jona.gr.jp


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