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大会長挨拶

日本手術看護学会近畿地区会長
渋谷豊克

 このたび、第31回日本手術看護学会年次大会を担当させていただくことになり心よりお礼申し上げます。2017年11月3日(金)4日(土)の2日間、グランフロント大阪(コングレコンベンションセンター)において開催を予定し準備を行っています。本大会は、昨年、第30回の節目を迎え、更なる飛躍を目指し、日本の手術看護界をリードしていくものと考えています。

 今回のテーマを『高めよう!手術看護の質〜国際基準の安全推進と実践能力の向上〜』といたしました。2025年に向けて世界に例のない少子・超高齢・多死社会を迎える日本では、医療提供体制の変化に伴い、暮らしと医療を支える看護提供システムの構築が求められています。周術期においても、同様に手術患者とその家族の高齢化により患者を支える背景の変化に伴い、外来通院中の術前外来・術前訪問の実施や術後早期退院における在宅での経過観察の指導など、入院中のみならず退院後も術後合併症の防止や安全の確保が重要であるといえます。
 本学会としての重要課題は、チーム医療の中で、術前・術中・術後ケアによる活動の場の多様化を推進し、実践能力の高い人材を育成していくことです。
 昨今、国際基準を視野に入れた手術医療の安全も重要視されています。国際基準に基づいた継続的な品質改善と安全への取り組みが加速しており、本学会でも、「WHO 安全な手術のためのガイドライン」を基盤に、「手術安全チェックリスト」の使用を推奨しています。手術の安全には、「チームワーク」「麻酔」「手術部位感染予防」「手術業務の評価」という4 つの分野で安全性に関する手順が確実に実施される必要があります。これからの手術医療の安全性を担保するためには、国際基準に基づいた手術看護の実践が必要不可欠な段階といえます。
 本学会は、「いのちに寄り添う」手術看護を提供し、「進化と深化」を遂げ、その結果、手術看護の「躍進」を果たし更なる価値を創造しました。今回、本大会の果たす役割としては、少子超高齢社会に対応できる看護実践能力を学び、国際基準を満たす手術看護の安全を推進していく機会と致します。
 近畿の地で、皆様にお会いできることを心よりお待ちしております。
2016年12月









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